液体がトゲトゲになるスパイク現象!「磁性流体」の不思議


NASAで本格的に研究され、宇宙服などにも使用されてる宇宙でも活躍の科学物質、磁性流体はその特性に様々な分野で注目されている。




磁性流体とは

磁性流体 スパイク現象


磁性流体と言われるこの不思議な黒い液体はNASAでも本格的に研究され、宇宙服などにも使用されています。
身近なところでは家庭用電子機器など様々なものに使用されています。流体で磁性を帯び磁石に吸い寄せられる砂鉄のような性質をもつ機能性流体のひとつです。
磁性流体はその特性に注目され多種多様な分野で開発されておりその可能性は無限です!
未来の液体磁性流体なのです。


スパイク現象

磁性流体 スパイク現象

以前このような実験キットでスパイク現象を起こしてみた。残念ながらこのキットを販売していたメーカーは現在ありませんが、磁性流体単体や、観察程度の玩具は販売されているので是非、購入して楽しんで頂きたい。

磁性流体の芸術的とも言えるこの現象は磁石をつけると起きる「スパイク現象」といいます。 「スパイク現象」と名付けられている磁性流体の特徴は、その微粒子が磁石によって引き寄せられる。それが磁石の「磁力線」と同じ方向に現れるため、その向きに剣山(けんざん)型のとんがりが現れる。そのような磁力線の向きを示す状態変化を「スパイク現象」と名付けられています。


磁性流体は振動や動きの速いものの「隙間をふさぐ機能(シール機能・パッキン性能)」として研究がされてきました。

実際には、HDD(ハードディスク)の流体軸受け(スピンドルモーター部分に使用)やスピーカーの振動コイルの断線防止や熱の放熱に利用されています。
また、液体やガスなどが漏れないようにする「真空」シール作用などがあります。

磁性流体 スパイク現象



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液体がトゲトゲになるスパイク現象!「磁性流体」の不思議

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磁性流体の成分は合成炭化水素系溶剤、四酸化鉄、界面活性剤です。実験の時には色の付着に気をつけましょう。私が実験をしたときに不注意で撮影前のキットの箱にぽとっと落としてしまいました。上の写真でパッケージの商品名のところが汚れているのはその跡です(笑)。

※注意、実験開始のとき、ボトルから磁性流体を出すとき、思わぬ方向へ飛び出てきました。衣服につくと非常に取れにくいので、必ず汚れてもいいもの(エプロン)を着用した方がよいようです。古新聞などをしいて「高価なテーブル」等汚さぬように万全を期してください。その他、付属の説明書の作業や実験時の「注意点」をよく読んでから「観察」をはじめてください。

 

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